おこめの不妊治療記録

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不妊治療中のアラサーの記録と気持ちの整理

おしゃべりのハードルを下げる


まつげくんはもともと、そこまで話す方じゃなくて
どちらかと言えば話すのが苦手なタイプ

それは「順序立ててうまく話さなきゃいけない」っていう
彼の強い思い込み(?)が問題

何かあったときは、「何もない」と言いながら、明らかにテンションが低い
「いや、明らかになんかあっただろ!」って思いながら
「なにかあったらちゃんと話してね」とだけ伝えてた

それが最近、帰ってくるなり「今日はね!」とこどものように話し出す
どういう心境の変化かと思って「最近おしゃべりだよね」と言ったところ
「(わたしが)どうでもいいことでもなんでも話すから、話すことに対するハードル下がった」と。

たしかに。
わたしは典型的な「オチのない話」をする女なので
見たこと、聞いたこと、起きたことすべてを延々と話す
が、その話にとくにオチもないし、考えながらつまりながら話すこともよくある

そんなわたしに付き合って話を聞いているまつげくん

「上手に話さなくても、しょうもない話でもしていいんだ!」と気づいたらしい

わたしの約2年半にわたる「なにかあったら話してね」の気遣いは無駄だったことを知った
まつげくんのおしゃべりに対するハードルを下げたのは、自分のしょうもない話だったことにちょっとがっくり。笑
それでも、今はよく話すし、よく笑うし、わたしが泣くとすぐにもらい泣きするし
こんなに人って変わるんだなーって思った。

話が苦手上に、「しっかりしなきゃ病」にもかかっていて
わたしの前で泣くこともほとんどなかったし、笑うことだってほとんどなかった。

「男だから人前で泣いたらダメなんだ」って自分に言い聞かせるみたいに、よく言ってた。
年の割に、楽しいことも知らないような気がしてた。
2年半かけて少しずつ、楽しいことを教えてあげた。

どうでもいい話を続けたし(というか単に話したかっただけw)
楽しいときは笑っていいし、人前では泣かなくてもわたしの前では泣いてもいいこと
そんな当たり前のことを2年半かけて伝えてきた

でも、特に何かを意識したとかではなく、ただ普通に付き合ってきただけ

その中で彼自身が気づいたから、変わったんだと思う
若いってうらやましい。笑