おこめの不妊治療記録

おこめの不妊治療記録

不妊治療中のアラサーの記録と気持ちの整理

いずれ子どもが欲しいなら定期的に健診にいくべき

 

 いずれ子どもが欲しいなら、恥ずかしがらずに定期健診にいくべき

婦人科の内診台って独特だし、診察も恥ずかしい…と、診察を遠ざけている若い女性は多いと思います。

でも、いずれ子どもが欲しいと思っているなら、定期的に婦人科で健診を受けるべきです。

 

インフルエンザで病院にかかって分かった「貧血」

20代も半ばの年明け、インフルエンザで病院にかかった際、看護師さんに「貧血がひどいんじゃない?」と言われました。

それと同時に「女性は定期的に婦人科にかかったほうがいい」とも。

 

初潮が早かった割には生理周期が安定せず、何か月もこないことは当たり前、たびたび不正出血に悩まされていました。

看護師さんの言葉もあり「一度生理不順について相談してみよう」と軽い気持ちで婦人科に行くことを決めたのです。


ネットで調べて、女医さんのいる病院へ

初めての病院はビルの中にある清潔感のあってきれいな病院でした。

受付をして、看護師さんの問診、内診、先生の説明と、至って普通の診察でした。

 

人生初の婦人科、初めての内診台、何より内診台が嫌で婦人科を避けていたこともあり恥ずかしさで死にたくなったことだけは覚えています。


診察の結果、「子宮腺筋症ですね。経過観察のために半年後に再受診をしてください」

 

「子宮腺筋症がどんな病気なのか?進行したらどうなるのか?」という説明もなく(覚えてないだけかもしれないけど)
「恥ずかしい思いをしたのにこんなものか」と思いだけが強く残り、半年後の受診はししませんでした。

 

不正出血が続いてたけど、それも「いつものこと」

相変わらず不正出血が続き、それまでは茶色だったものが真っ赤になり、2~3か月出血が止まらくなりました。
夜用の大きなナプキンも1時間も持たずに漏れてしまい、「いよいよまずいな」と感じ始めたころ、まつげくんにも病院に行くように強く言われ、仕方なく病院に行くことを決めました。

 

今度はネットで調べた、近所の個人病院に行くことに


少し古びた建物の受付はおばちゃん、看護師さんもベテラン感漂うおばちゃん、先生はおじいちゃんだったこともあり、最初の嫌な思い出もどこへやら。


エコー検査は画面も一緒に見て説明してくれました。

(この時はエコー検査の機械入れたまま、カーテン開けて顔合わせる先生ってきっとあんまりいないんじゃないかと思いました。)

 

診断は「多嚢胞性卵巣症候群


内診を終えて診察室に通され、椅子に座ると説明を始めるおじいちゃん先生。

優しい口調で、丁寧に説明を始めました。

聞きなれない医学用語をぼんやりと聞いていたけれど、排卵していないこと以外は分かりませんでした。

排卵してないってことは、やっぱりこどもはできないってことか」ということしか考えられませんでした。

 

 

出血が止まらないことを伝え、ひとまず薬を飲むことに。


それでも出血は止まらずおしりに筋肉注射を打ちましたが、この注射が本当に痛かったのです。

なにせ、筋肉注射ですからね。


打ったときも痛かったけれど、その後注射を打った部分が腫れ、座っているだけで痛かったです。

仕事はデスクワークのため長時間の座りでしたが、半分しか座れませんでした。

 

出血が治まり、ホルモン剤漢方薬での治療を開始

 

「無排卵だからすぐにこどもが欲しいなら排卵誘発剤排卵させるけど、どうする?」と先生に言われました。

 

「いずれこどもはほしい」と伝え、ホルモン剤プレマリンデュファストン)・漢方薬(温経湯)で自然排卵を促す治療を始めました。

 

わたしのなかで、生理がこないという現実が「こどもは望めない」に直結していました。
「いずれこどもがほしい」と言いつつ、本当はそう思ってなかったのです。


とりあえず、その場をうまくやり過ごす言い訳に過ぎないと思っていたけれど、こどもは望めないかもしれない現実が、じわじわと心を蝕んでいきました。

 

たまたま見つけた日記


「こどもはほしくない。でも。産めないと知ったらきっと後悔する」
っていうことが書いてあって、まさにその通りだと思った。

毎月病院に通って、毎日薬を飲んだけど、結局効果がなくて、薬代だけが高くなっていった。
先の見えない治療が嫌になったこと、仕事を辞めたことで金銭面もきつくなって病院に行くのもやめた。

それからまた不正出血が続き始めて、近所の有名な産婦人科にかかることに。
助産院も併設してる比較的大きな病院で、きれいなところだった。
でも、とにかく妊婦さんが多い。それも子連れの。

「すぐに妊娠は希望してません」
って言ってはいたけど、子連れの妊婦さんを見るのが正直つらかった。

 

今思うと、こどもができないことがつらかったのは、こどもがほしかったからかなって。

 

ここでも診断は最初の病院と同じ「子宮腺筋症」

 

「ピルかホルモン治療か決めてまた診察にきて」
とあっさり診察終了。

 

この病気に対してはどっちがいいのか?どういう違いがあるのか?
よくわからなかったから

「どっちがいいですか?」
って聞いたら

ホルモン剤での治療がいいかもね」
くらいの返答。


どのくらいの服用で効果が出るのか、副作用はないのかとかそんな説明もなし。
ただ面倒臭そうに答えてるように見えた。

結局ホルモン治療を選んだけど、待ち時間の長さと、待合室のつらさが耐えられず・・・
3か月は薬だけをもらっていたけど、それもやめて別の病院に通うことに。

産婦人科」は、わたしのように妊娠を希望してない人間がいくところではない
妊娠を希望しないのに行くのが間違ってる
そう思って、また病院が嫌になった。

今度は会社のそばにある女医さんのいる病院。
まつげくんについてきてもらったけど、男性は待合室にすら入れないところだった。

 

最初の診察は代診の大学病院の先生。なんか嫌な感じだった。
これまでの診断結果を話したら、
「腺筋症もあるし、多嚢胞性卵巣症候群もある」とのこと。
前の病院でもらってた同じ薬と、鉄剤を処方されて終わり。

この後半年ほど通ったけど、
・3回に1回くらいしか院長先生じゃないこと
・毎回超音波検査をするわけじゃないこと
・看護師さんと先生の連携ができてないこと
・「もう少し我慢するしかない」しか言われないこと

薬が切れるタイミングで通院も中止

薬が合わないのか、貧血がひどかったのか、どっちもかもしれないけど
とにかく体調が悪い日が続いて、それでももう少し頑張れば落ち着くんだって思っていたけど
先生に「もう少し我慢するしかない」って言われたのがどうも納得できず・・・

「女性だからわかることがある」とうたっているわりには言ってることはそうでもないなって。

 

ここまでの病気のことを一気に書いたけど、とりあえず後で書き直す。笑

薬のことも、病気のことも正直自分自身わかってない部分も多くて
そもそも腺筋症自体あまり情報もないしって部分もあって
ネットで調べるくらいしかできない状況。

治療法もまだ確立はしてないし、薬が有効だとは言っても
効果に対して副作用が大きくて(わたしにとっては)
毎月続けるには金銭的にも、身体的にも余裕がない状況。
完治するわけでもないし、ずっと付き合っていかないといけないのなら
いっそ子宮ごと取ってしまった方がいいと思ったりもしたけど
それができずにいたのは、ホルモンバランスが崩れることもだし
それ以上に、完全にこどもが産めなくなるっていうことの方が大きい。

こどもが産めないかもしれないって思った時のショックは大きかった。
こどもを産まない言い訳を、産めないことにしてた。

だけど、そんなわたしを救いあげてくれたのは、やっぱりまつげくんで
ずっとそばで支えてくれたのもまつげくんだった。

やっぱりこの人を「父親」にしてあげたいし、この人と家族になりたいと思った。

だから、結婚前からの妊活をすることに。

その話はまた今度